いつも当店をご愛顧頂きましてありがとうございます。 店長の長野です。
「1kg100円のドッグフードを買っている人が、1kg2000円のドッグフードを買うわけがない 」
これは10年以上前ペットフードやペット用品の大手商社の営業マンさんが開業したての私に言い放った言葉です。
その営業マンさんの売れ筋のドッグフードの平均単価が販売価格で1kg当たり100~300円くらいだと教えて下さいました。
当時、プレミアムフードと呼ばれていた有名ブランドで1kg1000円くらいだったでしょうか?
まだ我が家のネット環境もISDN(田舎なもので)しかなく動画どころか少し大きめの画像データでも固まってしまうような時代でした。
ネットショップもこれからという感じでしたので、多くはリアル店舗での購入だった時代です。
「そんな無名の高いフード売れるわけが無い」
そう営業マンさんに嘲笑されました。
しかし、そうではないことはこの10年でよくわかりました。
今では毎月約1000件の全国の愛犬家へお届けしています。
価値観の違いではなく愛犬家の価値観はひとつ。価格ではなく全ては愛犬の為に
シェフドッグを販売し始めて2年ほど経った頃のお話です。
トリミングにご来店したお客様にシェフドッグの説明をしていた時の事。
一通り説明し終わった時
「なるほど。でも、うちのコにそんな贅沢なドッグフードは買えんわ。」
そう仰っていた老紳士がおられました。
そのお客様はトリミングのみのお客様でトリミングのご予約の日以外にご来店されることは無いのですが、数日後、ワンちゃんは一緒には連れずに一人でご来店されました。
そして黙ってしばらくシェフドッグを眺めてから
「わしは大手の有名メーカーだから安心だとずっと思っていた。
でも正直あの独特の匂いが臭くて嫌でたまらんかった。
犬だからこれでいいんだろう。と思っていたけどここでサンプルもらったら驚いたよ。
わしでも食べられそうな気がした。」
「わしがあのコと逆の立場だったら・・・そう思ったらなんか申し訳なくなって」
「わしはケチってあのコのことを考えてなかったんかな」
そう仰いました。
私はそうは思いませんでした。
誰よりも愛犬を愛しているのはこの方ですし、大切に思っているのもこの方です。
ですので、もっとも信頼できるより良いドッグフードを与えてあげたくて「大手メーカー」「有名ブランド」を選択されたのであって決して間違いではありません。
「だれよりもあのコのこと真剣に考えて大事に思っているのはお客様ですよ。ワンちゃんを見れば私にはわかります。」
私はそうお伝えしました。
老紳士はニッコリ微笑んでシェフドッグを買って行かれました。
それからワンちゃんが16歳で亡くなるまで毎月欠かさずご愛顧頂きました。
私は安いからダメだとか、高いから良いというものではないと思っています。
安くて良い物があれば一番ですし、高くても粗悪なものもあると思います。
ただ、できることなら「良いもの=大手、有名ブランド」という単一的な考えだけでなく、原材料や製造方法なども吟味して納得がいくドッグフードを選んで頂ければと思います。
主原料がとうもろこし、コーングルテン、コーンミールなどと分けて書いているけどどれも「とうもろこし」じゃないの?
そういう感覚が大事だと私は思います。
確かに商品としては別物ですし、加工品ですので個々の栄養バランスも違いますが、すべてとうもろこし由来の原材料ですので本来全て「とうもろこし」にまとめてしまうこともできると思います。
でもあえて分けて記載しているということは、まとめてしまうと主原料の表示順位が変ってしまうのかなぁ?なんて想像してしまいます。
家禽ミールとは、肉骨粉になった時点で分別不能ですが、鶏、七面鳥、アヒル他飼育している「鳥」の肉骨粉には間違いないだろう的なものでしょうか?
肉骨粉になるのは、基本的に食用部位を取り除いた廃棄部位(頭、足、骨、内臓、羽など)です。
製造コストを下げるために必要かもしれません。
利益を追求するのは企業として当然かもしれません。
しかし、ワンちゃんの健康を第一に考えて製造しているかどうかはお父さん、お母さんの目線で見て頂ければ見えてくると思います。
私達は一人の愛犬家として自分の愛犬に与えられないフードは作りません。
肉骨粉ではなく、加水分解たんぱくではなく、新鮮な生肉や魚を使いたいのです。
ワンコを家族のように、子供のように愛して大切に頂いているお客様にお届けしたいと考えておりますし、価値を感じて頂けるドッグフードをこれからもお届けします。
「ペットフードでペットと人を幸せに」
これは私の信条でもありレガールファクトリーの経営理念でもあります。
大切な家族である愛犬の健康はわたしたちに笑顔、そして幸せを与えてくれます。
愛犬の健康を第一に考えることは、そのご家族や飼い主さんの幸せを考えることだとわたしたちは確信しています。
わたしたちは一頭でも多くの愛犬を健康に、一人でも多くの愛犬家の皆様に笑顔と幸せをお届けします。