いつからシニア犬(老犬)?

いつも当店をご愛顧頂きましてありがとうございます。

店長の長野です。 お客様から多く頂くご質問の中に

「いつからシニアフードに切り替えればよいのですか?」

という内容のご相談が多くあります。

大手メーカーさんの宣伝などで、7歳から、8歳からなどこの当たりの年齢で「シニア(老犬)」と思われている飼い主様も多いと思います。

私は「シェフドッグでシニア用はありますか?」と質問頂いた場合は

フィッシュやライトをお勧めしておりますが、その前にシニア犬の線引きについて少しお話したいと思います。

 

シニア(老犬用)フードと
アダルト(成犬用)フードの違いについて

そもそも、「シニアフード」とはいったい何が違うのでしょうか?

老犬になると、運動量が低下し、筋肉量が落ち新陳代謝が悪くなってきて肥満になりやすくなりますので低カロリー、低脂肪設計が基本になっています。

また内蔵機能も加齢により機能低下していきますが、その中でも腎臓機能の低下を意識して低たんぱく設計や低ナトリウム設計も考慮されています。

つまり、「低カロリー」「低たんぱく」「低脂肪」が基本で、それに加えて「低ナトリウム」や他の付加価値を付けてパッケージにしているドッグフードになります。

 

早すぎるシニアフードへの切り替えが
老化を促進させる危険性

「8才になったからシニアフードに切り替えたんだけど、急に痩せてしまってなんだか老け込んでしまったような気がするの・・・お宅のお店のフードでシニアにお勧めのフードってどれかしら?」

そんなお問い合わせを頂くことが本当に多くなってきました。

実は、年齢で線引きしてしまったが為に、体はまだまだ若く蛋白質量やカロリーを求めているのに対し、摂取量が

不足してしまった為に

「筋肉量の低下」→「運動量の低下、基礎代謝の低下」

が必要以上に起こってしまっている例です。

一辺倒に年齢で線引きしてしまうのではなく、健康状態が良好で、元気であるのであれば安易なシニアフードへの切り替えはお勧め致しません。

シニアフードを検討するタイミングは

・最近運動量が減って寝ていることが多くなったなぁ。ちょっと太ってきたかも。

・明らかに肥満で、お散歩だけではダイエットするのも難しいかな。

・獣医さんで健康診断を受けた際に、「加齢で腎臓機能が低下してきてかなり悪くなってきている」と診断された。

10歳を過ぎてこれらのケースが当てはまりだしたらシニアフードを検討してみるタイミングだと思います。

ですので、ワンちゃんによっては18歳や19歳でもオールミックスなど成犬用フードを続けているコもいますし、健康状態によっては10才未満でもシニア用フードに切り替えられているケースもあります。

当店では、アレルギーを別にして、基本的にシニアフードとしてフィッシュとライトをお勧めしています。

両方ともカロリーが低くなっている事でダイエットに向いている種類になりますが、しっかりと良質な生肉、魚を使用していますので、蛋白質や栄養の吸収率は大変優れている為、ダイエットしながらでも筋肉量を落とさないよう工夫していますので肥満のコ、シニアのコにも安心してご利用頂けます。

切り替えのタイミングは本当にケースバイケースになりますので、もしタイミングがわからないという場合は、お気軽にご相談下さいませ。

まずは、「しっかり食べること」「栄養バランスよく食べること」「しっかり運動すること」が日々の生活で大切になってきますのでもし「食べるかどうか心配」という場合は送料無料のお試しフードをご用意致しております。

また、お電話でのご注文、お問い合わせも全国どこから携帯でもつながるフリーダイヤル(0120-976-944)で詳しいスタッフがお客様に合わせご対応させて頂いておりますの。

「通販ってちょっと苦手」

「インターネットはよくわからない」

年間延べ10000件以上の愛犬家のお客様へシェフドッグをお届けし、お電話でのご相談に対応しておりますのでお気軽にお電話頂けると嬉しいです。

私達は石川県でCHIEN-CHIENというお店もやっていますが、全国のお客様にも実店舗にご来店頂いているお客様と同等以上の接客、対応をすることを目指しておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

【余談】

当店が開業して今年で14年目になりますが、開店当初からのお客様(ワンちゃん)の多くは15歳を超えています。

中には18歳、19歳のコもおられます。

個人的には小型犬の場合7歳、8歳だとまだまだ若い世代になると考えています。

ワンちゃんの健康状態にもよりますが、元気で健康な状態であれば、10歳を超えるまでは通常の栄養設計のフードを続けたほうが良いと考えています。

いかに筋肉量を維持して基礎代謝を落とさずに元気なまま年を取れるか

究極的に言うとこれが15歳以上になったとき、元気な老犬になれるポイントでもあります。

もちろん、良質な蛋白質(消化吸収率の高い)とベストな栄養バランスが大切ですが、当店の場合は肥満などの問題がなければオールミックスなどをお勧めしています。

しかし必ず、生きていると年を取って老いていきます。

そして、持って生まれた寿命というものもあります。

ですので、8歳で亡くなったから飼い主さんに責任があるのか、19歳まで生きた飼い主さんの方が偉いのか?全くそんなことはありません。

私自身、生まれつき重度の心臓疾患(弁膜症)で8歳くらいの時、1年持てば良い方だと言われたチワワのキキが16歳を超えて元気で生きていますし、どうしても助けたかった溺愛していたダックスのララは結局原因不明の難病AIHA(自己免疫性溶解性貧血)という病気で若くに死なせてしまった、助けられなかった苦い経験があります。

ワンちゃんは私達より短い寿命を定められて生まれてくるので、出会った日からいつか別れる日が宿命付けられています。
だから余計に命の尊さや儚さを感じてしまうのかもしれませんが、何よりも無償の愛を与えてくれる存在だからかもしれません。

恥ずかしながらララが亡くなった日、無力感と悔しさと愛おしさと喪失感で悲しみで涙が止まりませんでした。

しつこくて(はっきり言ってストーカーですね 笑)、いつもベタベタくっついて自分が一番じゃないと嫌で、キキを押しのけていつも私の膝を独占していました。

まだキキとその息子のブータロウがいますのであまりララの事ばかり言うと怒られそうですが、手のかかるコほど可愛いとは本当のことだとこの時に身をもって知りました。

ウチの愛犬もそうですが、当店の国産無添加ドッグフード「シェフドッグ」をご愛顧頂いているワンちゃんには

「できるだけ元気で一日でも長生きして欲しい」

という思いを強く込めて、今日も頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。